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論文

Radiation induced degradation of fluorine containing elastomers at various temperatures

伊藤 政幸

Radiation Physics and Chemistry, 47(4), p.607 - 610, 1996/00

 被引用回数:13 パーセンタイル:72.37(Chemistry, Physical)

本報では耐熱性のフッ素ゴムであるアフラスとバイトンの放射線劣化の温度依存性を検討した。各試料を90$$^{circ}$$Cから200$$^{circ}$$Cの一定温度に保たれた空気恒温槽の中で、Co-60$$gamma$$線を2.5kGy/hの線量率で、最高1.25MGy照射し、照射後室温で物性を測定し、以下の結論を得た。1.両試料共に照射に伴い重量は減少し、その傾向は温度が高い程激しく、バイトンの方が実験した全温度領域にわたって重量が減少しやすい。2.照射に伴う体積固有抵抗の変化は少なく、その温度依存性も少ない。3.破断伸びは線量と共に減少するが、温度依存性は少ない。同じ線量で比較するとアフラスはバイトンの約2倍の保持率を持つことが明らかになった。

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